おすわり

つい数日前まで、翔は人間の手から食べ物を食べませんでした。
そもそも人の手から食べられる子なら、捕獲箱で収容されたりしませんものね。

家に来た当初は、安心して食べられるように、クレートの中で食事をさせました。
それからクレートの扉をあけた状態で食事をさせ、それに慣れたら今度は目隠しの少ないサークルに移動してサークル内で食事をさせました。
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10日ほど前からはサークル外で食事をさせています。
この数日はやっと人の手から、おやつを食べるようになりました。
それでもまだ、恐る恐るです。

人の手から食べない子に、おやつを使ったしつけは不可能です。

翔は自分からおすわりもふせもしますが、人の言うことを聞いてしているわけではなかったのです。
恐れを感じる状況の中で、服従心「良い子にしますから」という表現で、おすわりしたりふせをするのだと思います。

行き過ぎた服従心で萎縮している心を、何をしても怒られない環境を作って解きほぐしてやり、人前でご飯が食べられて、人の手から喜んでおやつをいただけるようになって、さらにほめられることの快感を知って、はじめてできるしつけがあります。

翔はやっとこの段階に来ました。

「おすわり」の言葉を少しずつ理解しているようです。
おすわりと言われて座ると、良い子良い子されること、お口の中に美味しいものを入れてもらえること(現段階では無理やり押し込んでます・笑)がわかりはじめています。

それでも・・・咬んで振り回したり、攻撃的な個体に比べれば、ずっとずっとマシです。
闘犬や攻撃性の強い猟犬、特定犬種のレスキューやトレーナーさんがどれだけ大変か・・・。

今日の翔です。
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おすわりの言葉で座りました。このときはおやつではなく、良い子良い子のごほうびでした。

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写真を嫌がる子で、本当に良いのが撮れません。

そうそう、最近は朝の散歩が嬉しいようで、ケージの扉をあけておくと、出てきて喜びのジャンプをしたり、可愛い手でわたしをポンポンと押します。

翔を見ていると「純情」という言葉が良く似合う子と思います。
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by naomi_nmi | 2010-04-10 20:07 | びびりイケメン「元」引きこもり