良くも悪くも・・・

ポピーが獣医さんを退院して、うちで預かり始めてから、今日でちょうど1ヶ月です。


この子の性格の中で最も特徴的なのは、良く言えば「物怖じしないこと」ですが、悪くすると「図々しい」ことです。
先住犬を差し置いて家族に甘え、自分のポジションを人間のすぐ下に置こうとします。
戦ってそうするのではなく、甘えるという方法を使うのは、シェルティならではの頭の回転の良さ・計算高さからと思います。

放浪していた経験からかわいそうになってしまいますが、先住犬を常に上位に置くようにして下さい。
最初は非常に従順ですが、甘えが許されるとわかると、だんだん我を出してきます。
うちに来て1ヶ月たち、チャンスがあれば先住の老犬より可愛がってもらおうという様子が満々です。(^^;)

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フリーにしているときに甘えてくる分には甘やかしてかまいませんが、主導権は与えないようにして下さい。
特に散歩のときなどは、リードを引かせないように気をつけてください。
強く引くことはありませんが、関心のあるほうに行ってしまう時、頭の中から飼い主のことが消えている様子です。
リードをピンと張るようなら、立ち止まってしまって下さい。それでハッと気がつく子です。繰り返していくうちに、アイコンタクトが増えてきます。
女の子なのにマーキングをしたがりますが、壁際を歩かなければしませんので、壁から離れて歩くようにしてください。


また、放浪時に身についたせいなのか、食べ物に対する執着が強く、スキがあれば先住犬の食事中にも鼻を突っ込もうとすることもあります。よく気をつけてあげて下さい。

「マテ」がわかっていて、ちゃんと待つことができるのに、なおかつこのように振舞うということは、食べられるかどうかに不安を持って犬生を過ごしてきたのでしょう。
食事の前に「マテ」をさせますと、「ヨシ」と指差しをして声をかけたあと、こちらがその場を離れなければお皿に口をつけません。離れないで見ていると「食べてもいいの?」という顔をします・・・どういう飼われかたをしていたのか、うかがえます。
執着しなくてもご飯が食べられることを心底信じられるようになるには、少し時間が必要と思います。

人間が食事をしているときやおやつを食べているときに欲しがっても、要求吠えをしても、あげないで下さい。
うちでは先住犬も含めて、完全に無視をしています。
「あきらめること」を教えている最中ですが、これについては、だんだんわかってきたようです。
せっかくですから、続けていただきたく思います。

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ポピーを愛護センターから引き出すに当たって、あるドッグトレーナーさんに大変お世話になりました。
また、引き出しにご尽力いただいた団体のメンバーさんからも、アドバイスを頂戴しています。
辛い環境からやっと抜け出し、家庭になじむ中で甘えが出たり我が強くなったり、その子の悪い面が出てしまうことがあることを教わりました。
人にも犬にもフレンドリーなので決定的に大問題を起こすような性格の子ではありませんが、人間も先住犬も本犬も幸せに暮らすためには、しつけの基本を守って頂きたいと思います。

良くも悪くも自分の気持ち、したいこと、して欲しいことを素直に出す子です。
そんなポピーを良い子にするか、困った子にするかは、新しいご家族の皆様次第です。
甘やかすところときちんとするところのメリハリをつけて下さるようお願いいたします。
対応に迷うことがあれば、トレーナーさんのアドバイスを求めるのも良い方法と思います。
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by naomi_nmi | 2010-01-04 20:30 | ひなげしのように