どこまで本気なのか

少し前の09年12月に、大阪府尼崎市で、シリアスブリーダーを装った悪徳ブリーダーが摘発されたニュースは、まだ記憶に新しいところだと思う。
尼崎保健所は、近隣の苦情に基づいて、400頭以上を抱えたこの業者から「業務時間外の朝8時台に」犬を引き取って、処分場へ輸送していた。
朝の8時台に輸送車に載せるのなら、地元の動物愛護団体にもわからなかっただろうし、救えたはずの命も救わせなかったことになる。愛護団体は普通のところなら避妊去勢など医療費実費のみで犬を譲渡するので、犬の販売業者にとっては目障りな存在だ。放棄した犬をお安く譲渡されては新規顧客を失うのだ。

尼崎保健所のような、税金を使って特定業者の利益を優先するという支離滅裂な行動をする保健所があると思えば、熊本市のように実に譲渡率80%近く、殺処分0%に限りなく近い保健所・動物愛護係もある。
現行の法律をフルに運用し、行政がきちんとリーダーシップを取ればできることなのだろう。

くるみを譲渡してくれた新潟も、また譲渡率の高い地域で、この数年は収容数の60~65%が譲渡に回されているという。
地元の動物愛護団体が頑張っていること、個人ボランティアも受け入れていること、それに、譲渡を受けた側にもこんなサポートがある。

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診療補助券は保健所と獣医師会の連名で、裏側にこんなメッセージが書いてある。

「新しくこのワンちゃんをお飼いになる方へ

この子の、命を救っていただきありがとうございました。私達、新潟市獣医師会では、皆様のような心優しい方がいることをうれしく思います。
この補助券は、新潟市内の動物病院で、使うことができます。期限内にご活用ください。」

これとは別に、保健所からのレターもついている。
「・・・(前略)・・・一度は抑留所に収容された犬たちですが、皆様のあたたかい善意に迎えられ、家族の一員として幸せになれたことを、職員一同たいへんうれしく思っております。・・・(後略)」

保健所・愛護センターで働く公務員の方に、獣医師の免許を持つ人が多いこと(ちなみに東京は半分近く)を知ったのは、雑誌「AERA」の記事でだった。動物が好きで獣医師になったのだろうに・・・。さらに、身勝手な持込飼い主や繁殖者に向かわなくてはいけないことが、どれだけやりきれない、重い荷物であることか。

1頭でも多くの動物を救うことは、現場で働く人たちの心の重荷を少し軽くして、高い理想を持って仕事に取り組まれるモチベーションにもなると考えるようになった。


話が長くなりましたが、今日のくるみです。


くるくる回るのはシェルティの十八番(おはこ)ですね。
シェルティを飼ったことがない人は、何か病気なのかと思う人もいるようで (^^;)

わたしが近くにいるので、かまってほしくて感情が高ぶって、くるくる回っています。
ストレスってことではないのでご心配なく。
散歩はたっぷり時間を取っています。
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by naomi_nmi | 2010-02-11 09:53 | クリスマス・プレゼント  

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