2013年 07月 25日
まだ奇跡は起きない
薬がなくなったもんで9日にかりんをつれて病院へ行った。
採取した血液が車のブレーキランプくらいに明るい赤。
健康な血液ってもっと黒っぽくてどろっとしているものなのに。
この時、PCV6.5%。
貧血の度合いを示す数字のひとつで、良く生きてるなという数値。
9%を切ったらふつう、生きていけないのだという。
「この子は経過が長くて、体が慣れているのかもしれません」と先生。
ふらふらしながら、でも歩こうとする。
いつでも、という覚悟はしていたし、そういう子のためにご支援を散々使ったことについて、みなさまにもご説明いたしましたですね。
以下閲覧注意あり
こういうのが朝晩出るわけで・・・
しかもこれがもう、鼻が曲がるほどクサいんです。
東京を環七からあきる野まで東西に走る五日市街道というのがありまして。
そのあきる野に向かう方向の立川あたりに、畜産農家があって、そのあたりを走ってると、かりんさんとまったく同じニオイがします・・・うう(涙)
きっついなぁ・・・本当に看取りは辛いよ・・・真剣に辞めたくなるひととき・・・(汗
しかも我慢しても回復の見込みが基本的にないからなぁ・・・報われないんだよね。
ぼやきました。
で、とにかくPCV6.5だから、もういつ死んでもおかしくない。
じゃあもう好きなものを食べさせてやろうと、あれこれ用意して食べさせていたけど、しまいには飽きたのか食べなくなってきた。
いらな~い
興味な~い
食べたくな~い
こういう時、私は「おまえマジいい加減にしろよ」と犬に向かって口に出します。
基本的に溜めこまないので、ストレスにはならないんですの私。
いちいち落ち込んだり泣いていたら看取りは務まらないんである。
こんなに可愛いパンツを履かせてやった母が、かりんにいろいろ話しかけるんだけどね。
「かりんちゃん、食べないとだめじゃないのー」とかなんとか。
私はといえば、もういいや、そんなに死にたいなら死んでもいいわ。こっちも最初からその覚悟だしと思って放置気味にしておいたら、意外なところから解決に至った。
ソフィーはかりんがあまり好きじゃないのです、実は。
というか、この子は愛情を独占したいタイプの子。
食欲が落ちてぐったりしてきたかりんに母がかまうから・・・
画面向かって右端は母の背中。
なんて腹黒い犬なんだソフィー・・・
ソフィーは食欲が旺盛で、何でも食べるし、かりんにあげているおやつの類も、カロリーたっぷりのご飯も食べたくてしょうがない。
りゅうじがいた時もご飯を横取りしようとするので、りゅうじもかりん同様にケージでご飯を食べさせていた。
で、かりんがご飯を残すと、ソフィーがあからさまに狙うようになってきた。
最初は私も止めていたけど、かりんが食べなくなってからは、ソフィーを止めるのをやめてみた。
すると、興味がなくても自分のものを取られたくないかりんが、食べるようになってきたんですねぇ。
再び薬が切れて通院した23日。
「食べるようになったのは良いことですね」
検査のために血液採取。
「おっ?これは・・・いいかも知れない」(♪)と先生。
血の色が濃くなっている。
遠心分離器にかけてさらに「いいかも」とおっしゃる。
検査結果、PCV21.5%・・・えっ???
まだまだ貧血だけど、瀕死の状態からは生還したというわけです。
ちなみにRBCは3.53、Hbは7.4、どうみても貧血だけど
いつ死んでもおかしくない状況からは脱した。
だからといって喜べる状態でもなくて今度は総白血球数WBCが
前回48600から今回82100。
ガンだからね・・・そしてガンが体内で猛威を振るっているってことさね。。。
抗生物質と、前回と同じ薬をもらって帰宅。
ご飯はバカスカ食べる。
このところササミジャーキーやらすなぎもやらレバーをどんどんあげている。
それをソフィーがケージの外から欲しがる。
かりんは知らん顔して食べている。
かーちゃんのヨーグルトをねだるかりん。
貧血の改善に気を良くした私は、今日、温熱療法をやっている病院をたずねた。
直腸の触診の結果・・・手術は非適応と診断された。
万事休す。
少しでもエビデンスのある治療の方法は、もうない。
あるとしたら・・・ただひとつ。
肛門の穴から直腸と大腸を引っこ抜いて、腫瘍を切除して、マージンも大きく取って、両方の腸を再建すること。それしかない。
そして終生、トイレ大は垂れ流しになります。
無理。うちでは無理。
その状態で譲渡するのも無理。
さらに、どこかに転移している可能性も十分にある。
やはり奇跡は起きなかった・・・
いや、まだ起きない、と言っておくことにしようか。
採取した血液が車のブレーキランプくらいに明るい赤。
健康な血液ってもっと黒っぽくてどろっとしているものなのに。
この時、PCV6.5%。
貧血の度合いを示す数字のひとつで、良く生きてるなという数値。
9%を切ったらふつう、生きていけないのだという。
「この子は経過が長くて、体が慣れているのかもしれません」と先生。
ふらふらしながら、でも歩こうとする。
いつでも、という覚悟はしていたし、そういう子のためにご支援を散々使ったことについて、みなさまにもご説明いたしましたですね。
以下閲覧注意あり
こういうのが朝晩出るわけで・・・
しかもこれがもう、鼻が曲がるほどクサいんです。
東京を環七からあきる野まで東西に走る五日市街道というのがありまして。
そのあきる野に向かう方向の立川あたりに、畜産農家があって、そのあたりを走ってると、かりんさんとまったく同じニオイがします・・・うう(涙)
きっついなぁ・・・本当に看取りは辛いよ・・・真剣に辞めたくなるひととき・・・(汗
しかも我慢しても回復の見込みが基本的にないからなぁ・・・報われないんだよね。
ぼやきました。
で、とにかくPCV6.5だから、もういつ死んでもおかしくない。
じゃあもう好きなものを食べさせてやろうと、あれこれ用意して食べさせていたけど、しまいには飽きたのか食べなくなってきた。
いらな~い
興味な~い
食べたくな~い
こういう時、私は「おまえマジいい加減にしろよ」と犬に向かって口に出します。
基本的に溜めこまないので、ストレスにはならないんですの私。
いちいち落ち込んだり泣いていたら看取りは務まらないんである。
こんなに可愛いパンツを履かせてやった母が、かりんにいろいろ話しかけるんだけどね。
「かりんちゃん、食べないとだめじゃないのー」とかなんとか。
私はといえば、もういいや、そんなに死にたいなら死んでもいいわ。こっちも最初からその覚悟だしと思って放置気味にしておいたら、意外なところから解決に至った。
ソフィーはかりんがあまり好きじゃないのです、実は。
というか、この子は愛情を独占したいタイプの子。
食欲が落ちてぐったりしてきたかりんに母がかまうから・・・
画面向かって右端は母の背中。
なんて腹黒い犬なんだソフィー・・・
ソフィーは食欲が旺盛で、何でも食べるし、かりんにあげているおやつの類も、カロリーたっぷりのご飯も食べたくてしょうがない。
りゅうじがいた時もご飯を横取りしようとするので、りゅうじもかりん同様にケージでご飯を食べさせていた。
で、かりんがご飯を残すと、ソフィーがあからさまに狙うようになってきた。
最初は私も止めていたけど、かりんが食べなくなってからは、ソフィーを止めるのをやめてみた。
すると、興味がなくても自分のものを取られたくないかりんが、食べるようになってきたんですねぇ。
再び薬が切れて通院した23日。
「食べるようになったのは良いことですね」
検査のために血液採取。
「おっ?これは・・・いいかも知れない」(♪)と先生。
血の色が濃くなっている。
遠心分離器にかけてさらに「いいかも」とおっしゃる。
検査結果、PCV21.5%・・・えっ???
まだまだ貧血だけど、瀕死の状態からは生還したというわけです。
ちなみにRBCは3.53、Hbは7.4、どうみても貧血だけど
いつ死んでもおかしくない状況からは脱した。
だからといって喜べる状態でもなくて今度は総白血球数WBCが
前回48600から今回82100。
ガンだからね・・・そしてガンが体内で猛威を振るっているってことさね。。。
抗生物質と、前回と同じ薬をもらって帰宅。
ご飯はバカスカ食べる。
このところササミジャーキーやらすなぎもやらレバーをどんどんあげている。
それをソフィーがケージの外から欲しがる。
かりんは知らん顔して食べている。
かーちゃんのヨーグルトをねだるかりん。
貧血の改善に気を良くした私は、今日、温熱療法をやっている病院をたずねた。
直腸の触診の結果・・・手術は非適応と診断された。
万事休す。
少しでもエビデンスのある治療の方法は、もうない。
あるとしたら・・・ただひとつ。
肛門の穴から直腸と大腸を引っこ抜いて、腫瘍を切除して、マージンも大きく取って、両方の腸を再建すること。それしかない。
そして終生、トイレ大は垂れ流しになります。
無理。うちでは無理。
その状態で譲渡するのも無理。
さらに、どこかに転移している可能性も十分にある。
やはり奇跡は起きなかった・・・
いや、まだ起きない、と言っておくことにしようか。
by naomi_nmi
| 2013-07-25 21:04
| 何もかもわかっていて