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牧用犬らしさ

ボーダーコリーやコーギー、シェルティを飼っていると、「足首を噛まれた」という話がしばしば出てきます。
牧用犬は、羊や牛の集団をコントロールするときに、時にはその動物の足首を噛むという行動を、長年にわたって習慣付けられてきた犬の血統です。
若犬が家庭内で退屈のあまりに、あるいは外で興奮のあまりに、飼い主の足首を噛むことは、本当に「しばしば」あることです。

彼らは、移動する動物の足首を見ているのです。
日本犬のように強い引きをすることがあまりないのも、飼い主の足首に注意を払っているからと考えられます。

この写真をご覧下さい。
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ハンドリングする私が、散歩中に時々、わざと、突然ぴたっと歩くのをやめます。
しばらくはこのように、私の足首を見ています。

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この時に、まわりを見回す余裕はある子です。
周囲への関心が高い子で、パニックになることはあまりないようです。

そして
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アイコンタクトを求めてきましたね。
次にどうするのかを犬が私にたずねています。
この繰り返しで、だんだん、リーダーは誰なのかを理解していきます。

ここで、ヨシヨシとほめてやりましたら
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表情が上のとちょっとだけ違うのにお気づきでしょうか。
笑顔になっていますね。
映っていませんが体を揺らしてしっぽも振ったので、写真がブレちゃいました。

室内でのしつけでも、他のどのようなしつけでも、
「犬が良いことをしたら、直後に目が合った瞬間にほめる」というのが、効果的と思います。
もともと性格の良い子ですので、もっともっと可愛くなること請け合いです。

※足首を見ている一番上の写真だけ、同じ日に別の場所で撮ったものですが、一回の散歩中に何度か同じしつけを繰り返しています。
by naomi_nmi | 2010-01-05 08:02 | ひなげしのように